2008年8月31日日曜日

しめはスパイスで。

月曜日、料理教室のテーマは、スパイスについてでした。
ここではオリジナルのミックスを売っているくらい、スパイス使いに熱心です。
なので、最後にこのクラスを受けておきたかったのです。


最初はまず、スパイスの説明から始まって、
エスプレッソやホットチョコレートに合うようにミックスされたスパイスを
実際にいただいてみます。
飲みものと一緒だと、温度が変わり、時間がたつにつれて、
スパイスの味も変わっていくのがよく分かります。


そのあと、フルーツサラダに合うスパイスというのを試しました。


そのままだと荒っぽい風味なのに、果物と1日マリネしておくと
よくなじんで、効果を発揮します。


そして、実際に料理に使ってみます。


料理が見づらいですが、
季節の野菜と鶏肉に、「ガリア風」のスパイスを入れたブイヨンをかけてます。
ジュニパーベリーやクローブが入っていて、
日本人の私には、ものすごく異国の感じがします。



これはチーズのスフレ。「インド風」と「カーニバル風」の2種類。
新しいスパイスを試すのに、スフレは適してるそうです。
空気をたくさん含むので、風味も広がります。



えびのベニエ、「東風」のスパイス。
しょうがなどが入っていて、どちらかというとアジア風。
七味唐辛子を彷彿とさせます。



途中、おまけで、けしの実を使ったチーズパイを教えてもらいました。


スパイスを使うのはとても難しく、奥が深いですが、
うまく使えば、こんなに幅を広げられるものかとおどろきました。
最後にとても大事なことを教えてもらいました。

2008年8月24日日曜日

コルニションの日々。

今週のごはんは・・・


ポントルソンという町で、電車を待つ間に
ベンチでごはん。キッシュとマセドワーヌ、ネクタリン。



パリ・モンパルナス駅にて、ハンバーガーチェーン"Quick"の
トマト・ビーフバーガー。



ピーナッツとひき割り小麦をまぜて、
ポーチドエッグとトマトソースをのせたどんぶり。
こしょう入りの丸いチーズと、コルニションをつけて。



ムール貝のクリームパスタ。料理教室で習ったものをアレンジ。



えびカレーと、すっぱい豆のサラダ(コルニション入り)。
どうしても、カレーが食べたかったのです。



タルティーヌ(=オープンサンドイッチ)。
なすとズッキーニ+いただきものの生ハムとコルニション。


サン・マロで料理をするのも、あと少し。
コルニション(きゅうりの酢漬け)のびん詰めを減らそうとしているのが、
よく分かります。

使っているのは、このコルニションです。
http://www.maille.com/pages/ficheProduit.aspx?circ=grande%20surface&catId=4&id=1577

2008年8月22日金曜日

新しい教室。

先週、寮の掲示板をなにげなく見ていたら、
サン・マロのイベントの一覧表のすみっこに
「cours de cuisine」の文字が!

サン・マロでの料理教室はあきらめていましたが
ちゃんとあったんですね。これが。

というわけで、水曜日に行ってきました。
場所は「ソリドール塔」という名所の、すぐ近くのレストラン。
参加者はもう1人の女性と私、計2人のみ。

本日のテーマは「料理は簡単!」というものでした。



野菜の切り方を習います。これはマンドリン(スライサー)でなすを切るところ。



切ったなすはオイルを塗って焼き、チップスみたいにぱりっとさせます。



これは小さいアーティチョーク。本当に芯の部分しか使いません。
皮がけっこうかたくて苦戦。



くわいのようですが。ゆでずに焼きます。


結局ほぼマンツーマンで、3品教えてもらえました。
(・なすとアマランサス ・きのこのカプチーノ ・アーティチョークとピーマン)

小さいけど清潔なレストランの厨房で料理ができて、いい体験でした。


でき上がった料理はお弁当にして、お持ち帰り。

2008年8月15日金曜日

ムール貝がたくさん。

ブルターニュで夏のメニューと言えば、
Moules Marinières(ムール・マリニエール=船乗り風)。
ムール貝を白ワインや香りのある野菜で蒸した料理です。
(たいてい、フライドポテトがつきます)

でも、私は人のお皿から少しもらったりしただけで、
これまで、ちゃんと食べたことがありませんでした。

それが、今週は2日続けてムール貝づくし(!)。
まず、語学学校の先生がムール貝の料理を教えてくれて、
次の日、料理学校のテーマもムール貝だったのです。



フランス語の先生宅にて。4kgのムール貝をひたすら処理して、
大きなおなべで炒め蒸しにします。



でき上がり。シードルと一緒に、みんなでいただきました。
ちなみに、このときはポテトではなく、
サン・マロのおいしいバターを出してもらって、パンにぬって一緒に食べましたが
貝とバターつきパンは、本当に合います。


翌日は、料理教室で他の方法にも挑戦。
カンカルからモン・サン・ミッシェルにかけて広がる湾でとれた
ムール貝を使います。
貝の掃除をして、蒸して・・・を繰り返して、でき上がったのはこちら。


バジルのジュレと。にわとこの香り。



カリフラワーのスープと。バニラの香り。



海賊風のカレーのスープと。



船乗り風、しょうが風味。オレンジのソース添え。


2日続けてムール貝と格闘できたのは、いい経験でした。
ちなみに下のは、8月のあたまに、カンカルで「ムール貝祭り」を
のぞいたときの写真です。
行列もできて大盛況。この貝の人気は相当のものです。




ブルターニュの空。

ここのところ、サン・マロあたりでは
「晴れてると思ったら、あっという間に黒い雲におおわれて、
大粒の雨がいっせいに降って、また晴れる」
という天気が、1日に何回も繰り返されてます。


ときどき、雲が追いつかなくて、
晴れているのに雨が降っている、ということもしばしば。
そして、ひと雨ごとに寒くなってます。
(ちなみに、突然降る雨のことを"grain"(穀物)と言うそうです)


でも、くるくる変わる天気のせいか、雨や風が多いせいか、 空気は澄んでいます。
気づいたら毎日、空を撮ってました。
(全て、ちがう日の写真です。)


これは夜の8時くらい。まだ明るいです。



これは夜の9時過ぎくらい。そろそろかげってきました。



これは9時半過ぎ。今まさに、太陽が沈みます。



サン・マロではなく、カンカルの朝8時すぎ。カキの養殖場です。



これはお昼すぎ、2時くらいの空。寝ころがって撮りました。



いつも不思議なのは、雨が降っていても
花火やピクニックなど、屋外のイベントは中止にならず、
ちゃんとその時間になったら晴れること。
みなさん、日ごろの行いがいいのかな。

野菜ばっかり。

この間、料理教室のテーマは「野菜」でした。
90パーセントくらいは本当に野菜。ひたすら野菜。

何といっても「皮をむく、切る、形を整える」ことが重要です。
そして、色あざやかに仕上げることも。


にわとこの香りのマセドワーヌ。にんじん、かぶ、いんげん、えんどう豆。



りんご、メロン、きゅうりのバジルソース。生ハムを巻いたのがついてます。



ビーツの冷たいスープ、くるみとスパイスの香り。



いろんなトマトに、しょうがのヴィネグレットをかけて。



ビーツとざくろに、レモンのソルベ。八角のシロップ添え。



この日は天気がよかったからか、
写真が全体的に美白(?)っぽくなりました。

料理の味も(いつもよりさらに)軽く、色も明るくて、
気持ちまで楽しくなる一日でした。

2008年8月11日月曜日

名物をたずねて。

先週のごはんは、外食が多かったです。
たまにはいいかな。



クレープリーにて。ガレット(そば粉のクレープ)を細く切って、
ホタテのクリーム煮をかけたもの。
分かりづらいですが・・・。パスタみたいに食べます。
隣のボウルはりんごのお酒、シードルです。



カンカルにて生カキに挑戦。今は時期ではないですが。
カキのマルシェがあって、プラスチックのお皿にのせてもらって
その場で食べられます。



寮の食堂にて、子羊と干しぶどうの煮こみとクスクス。モロッコの名物です。
おすすめと聞いていたのですが、メニューは全て日替わりなので
ずっとめぐり合えず。どんぶりのようで、和む味です。



別のクレープリーにて。
中にハムとじゃがいも、ラクレットチーズのスライスが入ったガレット。
きっちり正方形に折りたたまれて、かりっと焼きあがっていたので
おいしいのはもちろん、切り分けるのが楽でした。


外食といっても、サン・マロだと「クレープリー」(ガレットやクレープを出すお店)が
至るところにあって、気張らずに入れるのがありがたいです。

2008年8月8日金曜日

サーカスがやってきた。

この間、スーパーに行こうと歩いていたら
途中でなにやら、けものの匂いが・・・
かもめもやたらと、鳴いています。

近づいてみると、分かりました。


大きな駐車場に、移動サーカスが来ていたのです。


さすがにライオンは檻に入れられてましたが、
おとなしい動物たちは、その辺に放されているだけ。
子どもたちがはしゃぐ一方で、
ちょっともの悲しい雰囲気で出番まちをしてました。


気が重そうなロバ。



呼ばれるのをひたすら待つ馬。



愛想のないらくだと、うろうろする小やぎ。



帰りにもう一度寄ってみたら、らくだが立ち上がってスタンバイしてました。


動物の無気力ぶり(?)が妙に人間ぽくて、目が離せませんでした。

海の幸デー。

先週末の料理教室は、ちょっと変わってました。
というのも、海で潮がひいた後にとれる魚介類
(貝とか、小さいカニやえび)を主役に使って、料理するのです。

ブイヨンで下ゆでしたり、殻を砕いたりはずしたり、
どれも下処理が大変ですが、
それだけに、完成したときの達成感もひとしお。



小えびのジュレ、サフランのかるいマヨネーズ。



いんげんのピュレと巻き貝、とうがらし風味。



小さいカキに、東南アジアふうのブイヨンをかけて。



小ガニのスープに、「異国のスパイス」入りクリーム。



あさりのクリームパスタ。



たくさん下処理しても、教室で使うのは少しだけなので、
おみやげとして魚介類をたくさんもらいました。
おかげでしばらく、たんぱく質に困りませんでした。
(貝のゆで汁でつくるラーメンがおいしかったです)

大量のおみやげ。

2008年8月3日日曜日

先週のごはん。

先週のごはんは・・・。


1・ボウルを購入したので、前から作りたかったラーメンに挑戦。
  具は焼き豚、キャベツ、たまご。



2・旅に出るので、冷蔵庫にあったものを全て使って、牛丼(?)に。
  もうなんでもあり。



3・パリのベトナム料理屋さんで、牛肉のボー・ブン(汁なしビーフン)を
  テイクアウト。
  お肉がカレー味で、なんとなく懐かしい。



4・太いねぎのタルトをパン屋さんで買って、お昼ごはんに。
  リュクサンブール公園にて。



海辺にあるサン・マロのお店は、今が一番の繁忙期。
一方、パリのお店の多くはバカンス中。食べもの屋さんもしかり。
2週間から1ヶ月間の「お休みします」のはり紙を、たくさん見かけました。
その違いが楽しかったです。