おやつの方でも書きましたが、ノルマンディに出かけたのは、
フードフェスティバルに行くためでした。
朝から夕方まで、シェフが入れかわりたちかわり
料理のデモンストレーションをしつつ、司会者とトークするという、
駅伝(?)のような企画です。
Sa.Qua.Naのシェフの料理。
スライスしたじゃがいもをバターで煮て巻いたのと、あさり。Agapéのシェフ。
これはゆで卵を燻製にする準備。
パフォーマンス系は人気があります。Flocons de Selのシェフ。
キクイモのピュレとうに。
司会者と話しつつも、ひたすらうにを開けつづけていたのが印象的。スペインのEspai SucreのJordi氏。
"モスコミュール"を例に、どうやってお菓子を発想するか、を熱く解説中。デンマークのレストラン、"MR"のシェフ。
盛り付けた料理(根菜のソテー)に、スモークをかけているところ。
料理の色があざやかで、しかも手際がよくて、
今回の話題をかっさらったシェフの一人。
他にもたくさんのシェフが実際に料理したり
話すところを見ていたら、
「食べものに手を加えると、その人そのものが料理として結果に出る」
ということを、あらためて思い知らされました。
そして、私にとってはそこがいちばん面白いんだということも。
人の作った料理を食べることで、
その人のことがよく分かるし、
自分で作った料理を食べると
今の自分がどんな人間なのかもわかる。
そんなことわからなくても、料理はおいしければいいのかもしれないけど、
味がおいしくなくても、やっぱり作った人の顔を思い浮かべながら食べたい。
パリに戻ってから、そんなことを考えました。
2 件のコメント:
ほんとですね。
作った人の顔が見えるのって味に影響あると思います。
食べる人のこと考えてつくると味も変わる気がする。
そして今の自分も見えてるんですね。。
k_kちゃんのごはん、食べてみたいなあ。
仕事でおいしい料理を作る人って、
技術だけじゃなくて、
食べる人のことを考える力や
コミュニケーションをとる才能が
すごくあるんだと思います。
わたしはどちらも足りないので、
食べていただく料理は、
きっとふにゃふにゃしたものになること
うけ合いです・・・
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